クラシック音楽(大江馨)2014/07/25 08:48

皆さんはクラシック音楽はお好きですか?
このブログをご覧下さっているくらいですから、勿論大好きですよね?
でも残念ながら一般的には、大好きな人はそう多くはないようです。


僕はもっと沢山の人にクラシック音楽の魅力を広めたいということを、常々思っています。
テレビを見ていると、ポピュラーミュージックのコンサートやスポーツの試合の会場の様子が映されることがあります。
東京ドームや武道館のようなとんでもなく広い会場がお客さんで一杯になっていたりしますよね。
さらにそんなに広い会場なのにチケットがなかなか手に入らない事さえあります。
そんな事って日本のクラシックコンサートではほとんどないと思います。(そもそもクラシックコンサートはそんなに広い会場では行われないとは思いますが。)

僕はそういう光景を見るといつも「この10分の1の人でもクラシック音楽のコンサートに来てくれたらなあ。どうしたら来てくれるのだろう。」と思います。
どうしたらもっと沢山の人がクラシック音楽を聴きに来てくれるのでしょうか?

チケットが高いのでしょうか?
でもAKBのコンサートは高くても皆バイトなどでお金を貯めて買います。

スポーツの試合のように勝ち負けがないからでしょうか?
たしかにじっと座っているだけだと、スポーツの応援の時ほどのスリルや一体感は感じにくいかもしれません。
だからクラシック以外のコンサートやライブではお客さんもペンライトを一緒に振ったり、思いっきり体を動かしたりして楽しみますよね。


いずれにせよ、先ずはクラシック音楽自体を好きになってもらわないといけません。

そのためには、もちろん良い演奏をするというのは不可欠です。

でもクラシック音楽って一度聴いただけでは、曲の良さや楽しみが分からない事がよくあると思います。
その分、その後何度か聴いて分かる曲の良さや感動はとても大きいと思うのですが。

だから当たり前の事ではありますが、クラシック音楽に気軽に触れることのできる機会が増えれば、その魅力をもっと多くの方に知っていただけるはずです。

そしてそんなクラシック音楽に気軽に触れることのできる機会というのが、まさにこの「せんくら」なのです!

是非皆様にせんくらへお運び頂いて、多くの音楽と接して頂きたいと思います。

では10月5日(日)19時45分からイズミティ21・大ホールでお会い出来る事を楽しみにしております。



大江馨

ペールギュント(三又瑛子)2014/07/25 09:02


こんにちは。
ピアノの三又瑛子です。
せんくらへの出演は数年ぶり!とても嬉しいです。

今日は、10月4日に出演する演奏会
『ファミリーコンサート 音楽と世界の絵本~ペール・ギュント~』
について書いていきたいと思います。

今回は、朗読の木村美砂恵さんとご一緒させて頂き、朗読と連弾によるコラボレーションが実現します。
波乱万丈なペール・ギュントの人生と愛を描いた物語と、美しく異国情緒あふれる、どこか切なく懐かしい音楽が一体となった、19世紀北欧からの風をお届けいたします。


さてさて。
題材はペール・ギュントにしよう!と決めた私達デュオ(名前未定。募集中です(*^^)v)。
どんな風にお話と演奏を絡めていこうか?
テキストはどういう風にする?
などとウキウキ話し合っていたのですが、ここで壁が出現。

…もしかして、楽譜とお話の順番が違う?よ、ね?

そうなのです。
全く無知だったのですが、この作品には以下のような経緯があります。
(とっても要約して書くので、ご興味ありましたら検索してみてください!)

原作は、ノルウェーの作家イプセンによる戯曲『ペール・ギュント』。5幕もあります!
これに同郷の作曲家グリーグが音楽をつけ、もともとの27曲(!)のうち8曲を抜粋し、コンサートでの演奏にふさわしいように曲順も入れ替え、まとめたのが
『ペール・ギュント組曲』。
今回私達が使用する連弾の楽譜も、グリーグ本人による編曲です。

以上のようなことが判明し、
どうやったら音楽とお話を融合させてお客様に届けられるか企画会議を行い、
紆余曲折を経て!
先日めでたく!!

《せんくらスペシャルヴァージョン》が完成いたしました!ぱちぱち!
ここでしか聴けない曲もあるかも・・・?

朗読と合わせたらどのようになるのか、私もとても楽しみです。

皆さま、ぜひご家族で、お友達同士で、おひとりさまでも!足をお運びいただけましたら幸いです。




三又瑛子