仙台フィル育ち(大江馨)2014/07/23 09:07

こんにちは。
ヴァイオリンの大江馨です。
今日から3日間ブログを担当します。

せんくらに出演させて頂くのは2年ぶりです。
10月5日のグランドフィナーレで、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」と「カルメン幻想曲」を仙台フィルと演奏致します。


仙台フィルと共演させて頂くのは4年ぶり。
中学卒業まで仙台で過ごした僕は、仙台フィルの皆さんに育てて頂いたといっても過言ではありません。
というのも、小さい頃から仙台フィルの演奏を聴いて育ち、仙台フィルの元コンサートミストレスである渋谷由美子先生にヴァイオリンを習い、初めてのコンチェルトも仙台フィルとだったのです。
また、せんくらに出演者として参加するのは3度目ですが、聴衆としては第1回の時から参加しています。
ですから、せんくらでまた仙台フィルと演奏できる事は、僕にとっては特別で、本当に嬉しい事です。
今年、僕は20歳になりました。仙台の皆様に、成長した演奏をお聴かせしたいと思います。


ところで、初対面の人が僕のプロフィールを見ると必ずと言ってもいいほどこう尋ねられます。

「慶應義塾大学と桐朋学園大学の2つの大学に行ってどういう生活をしているの?」と。

皆さんの中にも疑問に思った方がいらっしゃるかと思いますので、説明させて頂きます。
実は、そんなに無理のあることをしているわけではなく、一般的な大学生と同じく週に5日大学で授業を受け週休2日です。
僕が在籍している桐朋学園大学のソリストディプロマコースというところは、授業数は比較的自由なので、毎日通わなくてもいいのです。
なので、僕の場合、今年度桐朋で授業を受けるのは週1回、ソルフェージュ等の授業を受けに通っています。
残りの4日は慶應大学にて授業を受けているのです。
こう聞くと音楽の勉強はあまりしていないように思われますが、授業の他に室内楽の合わせ、レッスン等で桐朋にもかなり通い、またもちろん日常的な練習もありますので音楽には大変長い時間接しています。
慶應では政治を学んでいますが、ゼミの発表や試験期間になると結構苦労しています。
少々忙しい毎日ではありますが、充実した日々を送っています。




大江馨

幼馴染デュオ(文京華)2014/07/23 09:15


こんにちは、ピアノの文京華です!
去年に引き続きせんくらに出演できること、とっても嬉しく思っています。

せんくらでのコンサートはいつも企画の面白いものばかり。
今回は北欧の物語、”ペールギュント”をピアノ連弾と朗読で、という企画で、物語と音楽、朗読と音楽、という組み合わせでコンサートをするのは私にとって初めての経験。
今からわくわくしています。


長いベルリンでの留学生活を終えて、仙台に拠点を置いて一年。
いろんな地方を行ったり来たりして、沢山の人に新しく出会い刺激をもらったし、今までに経験したことのないさまざまな種類の舞台を沢山踏んで世界が広がった一年でした。
仙台に戻ってくるとどこかホッとしたりします。
やっぱりピアノを始めた街、中学生までの多感な(笑)時期を過ごしたこの街での思い出はかなり濃厚なものがあります。


連弾でデュオを組むのは同い年の幼馴染、三又瑛子ちゃんです。
小さいときから仙台で同じ教室、同じ先生に習い、一緒にいろんな本番に出たり、東京までレッスンに連れて行ってもらったり、実技試験の順番も”ぶん”と”みまた”なのでアイウエオ順で隣同士。
高校も桐朋で共に上京しました。
その後は道が別れ音信不通の状態も長かったり(笑)しましたが、そこは縁というのか、去年私が留学から帰ってきてからひょんなきっかけで一緒に弾くようになり、そうしてみると不思議なほどしっくりはまる、ってかめっちゃ楽しいじゃん!とお互い感じ、そこからデュオとしての活動をスタートさせました。

お互いのソロを聴くと、方向性はかなり違うし、曲の好みとかも結構ばらばらだったりするのだけど、一緒に合わせをしていると”ずれ”を感じないのですよね。
ベースに流れているものが共通しているのかもしれません。
お互いやりたいことを遠慮なく言って聞きあって、でもけして押し付けない。
相性もあるのかもしれないですが、そういう関係が長い月日をかけて育まれたものなんだとしたら、面白いし貴重なものだなあと思っています。

舞台を重ねるごとにに変化しているのを感じるまだ産声をあげたばかりのデュオですが、せんくらではどんな化学変化がおこるのか、楽しみにして頂ければ、と思っています。


お次は彼女とつい先日行った仙台でのサロンコンサートについて、そしてせんくらPV撮影の裏側についてなどを、書きたいと思います!





文京華