1日目(長谷川陽子)2014/09/18 09:52

こんにちは!!チェロの長谷川陽子です。今年も【せんくら】に出演させていただけること、本当にとても嬉しく思っています。これも皆様のおかげです、いつもありがとうございます!!

 

 おかげさまで、【せんくら】には第一回目から毎年呼んでいただいて、一年の中で最も美しい秋の始まりを毎年仙台で楽しんでいます。色づいた銀杏、澄んだ高い空の解放感、心のよどみを吹き流してくれるような頬を撫でるような風の優しさ。そして【せんくら】で再会する演奏家仲間やいつも聴いて下さるお客様との出会いの時間は大きな喜びであり、「来年もまたここで会えるように頑張ろう!」と1年分のエネルギーを頂いています。

 

 さて、今年もたっぷりチェロの魅力をお届けしたいと思います。

初日3日はギター界のスーパー巨匠・福田進一さんとのデュオ。今回はパガニーニのモーゼ幻想曲などをお届けします。このモーゼ幻想曲は私にとって、大切な想い出がつまった一曲です。

 今日はそのお話をちょっとだけ。私はヨーヨー・マの大ファンなのですが、学生時代に公開レッスンを受けたことがありました。その時に憧れのヨーヨー・マにレッスンしてもらったのが、このモーゼ幻想曲でした。ヨーヨー・マのデビューアルバムはクライスラー&パガニーニだったので、モーゼは十八番中の十八番。今でも忘れられない、本当に素晴らしいレッスンでした!! 超一流の演奏家がどんなことを考えながら弾いているのか、例え3歳の子供でもこの曲の楽しさがわかるような、とにかく感動と閃きと興奮の時間だったのを今でも思い出します。一番忘れられないのが、この曲のコーダのクライマックスでにこにこ笑いながら教えてくれたこと。

 この続きは、MCで詳しくお話したいと思います。コンサートは10月03日(金)17:45開演です、お待ちしています

 

長谷川陽子

 

                   《写真 千葉広子》


ウエストサイドストーリー!!そして…?2014/09/17 14:55

皆さま、こんにちは。
ハマのJACKが担当するせんくらブログも、早いものでもう3日目。
最終日となります今日のブログでは、10/6に行われる

“家族で楽しもう!ハマのJACKのウエストサイドストーリー!”

についてご紹介したいと思います。

ウエストサイドストーリーとは、1950年代に初演された、ブロードウェイミュージカルです。音楽は、指揮者としても大変な名声を誇ったバーンスタインによって書かれました。(あの小澤征爾さんも、バーンスタインのお弟子さんです!)
ストーリーは、現代版“ロミオとジュリエット”ともいえるもので、映画化や小説化もされ、日本では劇団四季や宝塚歌劇団もたびたび上演しているので、お馴染みの方も多いのではないでしょうか?

そんな“ウエストサイドストーリー”、今回JACKがお届けするのは、おいしいところをぎゅっと詰め込んだメドレー版です!
編成も、JACKならではの室内楽編成。聞き覚えのあるメロディーや、ノリノリのダンスのリズム、そして熱い掛け声!?なんていうのも登場します。

私達も、演奏していて本当に楽しいのです。リハーサルから笑いが絶えません。
この素敵な世界、どうぞ体験しにいらしてください。


さて、今回のコンサートではほかにもいくつかのコーナーをご用意いたしました。
まず、楽器紹介♪
お話も交えながら、それぞれの楽器の音色をお楽しみいただけます。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、そしてドラムが登場します。
ここにピアノ連弾が加わって、最後のウエストサイドストーリーではどんなサウンドが生まれるのか…?
乞うご期待♪


そしてそして一番最後には・・・
公演番号【75】で手作りした楽器で、ラデツキー行進曲の大合奏をします!
このコンサートのみにご来場の皆さまも、手拍子でご参加頂けます。
舞台と客席が一つになって、音楽を奏でます。
楽しいこと請け合いですよ(*^_^*)

最後になりましたが、
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
10/5に皆さまにお目にかかれますのを心より楽しみにしております!

ハマのJACKメンバー一同

せんくらブログ3日目 (神谷未穂)2014/09/17 14:19

仙台フィル・コンサートマスターの神谷未穂です。

せんくらブログ担当3日目となりました。

 

今週の仙台フィルは、仙台オペラ協会の皆様と、モーツァルトのオペラ「後宮からの逃走」の本番が東京エレクトロンホール宮城(仙台)でありました。

先日、武蔵野大学での特別講義のゲスト講師として、モーツァルトを取り上げ、このオペラのDVD鑑賞、解説等をしたばかりでしたので、今回の生のオペラを私自身、とても楽しみました。舞台より低いオーケストラピットの中でも、コンサートマスターの席は舞台美術、衣装、照明、と凝りにこった豪華な舞台がよく見えるのです。

(全く見えなかったであろう、コントラバスの皆様、ごめんね〜。。。お客様からコントラバスの皆様のお顔はよく見えたのでは?)

映画「アマデウス」でもこのオペラが出てきますが、とても印象的ですよね。仙台オペラ協会の皆様に拍手!地元の音楽団体との交流は、いいものです。

 

地元の音楽団体との交流といえば、11月24日(月・休日)には、仙台市民響の皆様と、サン・サーンスのコンチェルト第3番をソリストして共演させて頂きます。

実はこのコンチェルト、震災直後の4月に仙台フィルと演奏する予定でした。あの時の事を忘れずに、この曲を弾くチャンスを下さった市民響の皆様には、感謝の気持ちで一杯です。

そうそう、市民響の皆様は、今回のせんくらの仙台フィル公演の指揮を担当される山田和樹さんとも、以前共演された事があるそうですよ。市民響のメンバーの方々から、山田さんと仙台フィルのせんくら公演を楽しみにしていると伺いました。

 

せんくらを楽しみにして下さっているのは、地元の方々だけではなく、私の育った鎌倉からも、せんくらを楽しみにされているお客様がいます。有難い事です。

 

「後宮からの逃走」の本番当日は、仙台ではジャズフェスティバルがありました。お客様の中にはジャズ→オペラ→ジャズ、と音楽にたっぷり浸りました、という方がいらっしゃいましたよ。

 

東京から仙台までは、東北新幹線(はやぶさ)で約1時間半。

仙台までいらして、せんくらでた〜〜っぷり音楽に浸って下さいませ〜。

 

ブログ最終日ですので、次の方にバトンタッチ。

私のブログ http://yaplog.jp/miho1017/ もよろしくお願いします。

 

せんくらでお会い出来ます様に♪。

 

 

仙台フィルハーモニー管弦楽団

コンサートマスター 神谷未穂





せんくらブログ2日目 (神谷未穂)2014/09/16 10:05

仙台フィル・コンサートマスターの神谷未穂です。

ブログ二日目の今日は、今年のせんくらで、私が特に楽しみにしている3つの事を書きたいと思います。

まず1つ目は、せんくらで仙台フィルのヴァイオリニストの小池まどかさんが病後、元気に復帰する予定です!
まどかさんは、オーケストラでの演奏、そして10月4日の私、エマニュエル、梅津樹子さんとのバロックプログラム(公演番号47)での演奏があります。
皆様、客席からまどかさんへの温かい応援と拍手を是非とも、よろしくお願い致します。


2つ目は、仙台フィルの全ての公演に、仙台フィルの指揮者(ミュージック・パートナー)の山田和樹さんがご登場される事!
先日NHKTVで放送された、山田さん指揮によるスイス・ロマンド管弦楽団の演奏を、皆様はご覧になりましたか?
私は拝見する事が出来、心から感動しました。
サントリーホールで生演奏を聴かれたお客様は、鳥肌が何回も立つ程だったのではないでしょうか。

私の義理の母はフランス・ブザンソンの方に住んでいて、ブザンソンの指揮者コンクールは毎回予選から本選まで聴いています。
山田さんがこのコンクールで優勝された年、彼女は予選の段階から「優勝は日本人の山田さんだと思う」と言っていました。
それ程当時から惹き付けられる指揮だった様です。

私は幸運にも、昨年出産後初のコンサートが、山田さん指揮の仙台フィルの定期演奏会でした。しかも母校桐朋の学長でいらした三善晃先生のヴァイオリンコンチェルトを演奏させて頂く事が出来ました。
写真はその演奏後に、山田さんと客席で聴いて下さった奥山仙台市長、伊藤副市長と撮影したもの。



今回のせんくらで、私は3日と5日の仙台フィル公演のコンサートマスターを担当します。
公演番号79では、山田さん、仲道郁代さんとトークをします。
サプライズ演奏と書かれてありますが、一番驚くのは楽器を持参する事位しか内容を聞かされていない私なのでは?!
演奏、トーク、とせんくらで山田さんの世界をたっぷり堪能したいと思います。

最後の3つ目ですが、これはせんくらで沢山のアーティストに再会出来る事!
自分のゲネプロ、本番と重なっていたりして、なかなか演奏は聴きに行けませんが、楽屋で「元気~?久し振り~」と今年も盛り上がる事でしょう!

お客様との交流もとても楽しみにしていますので、せんくら会場でお声を掛けて頂けたら嬉しいです。

 


仙台フィルハーモニー管弦楽団 

コンサートマスター 神谷未穂



おんがく工作室 (ハマのJACK)2014/09/16 10:00


ハマのJACKのブログ2日目は、「おんがく工作室」について、ご紹介したいと思います!

 

 

「楽器を作って音を出す」

古来より行われてきたこの作業はなんて楽しいのだろう・・・

これは手作り楽器を試作していた、講師たちの感想です。

苦労して作った楽器を使って、音を鳴らすことができた瞬間の喜びを

子どもたちに知ってもらいたい!

そして、一人ではなく、皆で一緒に音を出したとき、

その喜びが何倍にもなることを感じてほしい!

それが「おんがく工作室」、ハマのJACKの願いです。

 

 

 

私たちの数あるワークショップの中でも、大人気企画の「おんがく工作室」!小学生のお子さまを対象に、楽器を作ろうという企画です。

 おかげさまで、毎回定員を上回る応募をいただき、抽選となってしまいます。

 

 その「おんがく工作室」が、せんくらにお引越しします!今回はせんくら特別バージョン、小学生のお子さま以外にもご参加いただけることとなりました。

 

ただ作るだけではなく、どんなふうに音が出るのか、どうしたら良い音が出るか・・・そんなことも考えたりします。そして、楽器の一番のお仕事「演奏」は、大きな舞台でプロの演奏家たちとの共演!

音楽の楽しさや素晴らしさを、ぜひ体感していただきたいと思います。

 

せんくらでは、手作りするのは、叩く楽器・振る楽器・吹く楽器を予定していますよ!

苦労して改良を続け、試作を重ねてきた楽器作り、皆さまに楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

 ちなみに・・・

この「おんがく工作室」の時期がくると、様々な公演の合間に

頭にタオルを巻いたお兄さん(オジサン?)や、腕まくりしたお姉さん(オバサン?)がウロウロ・・・

トントントン・・・ガガガガガガ・・・ゴリゴリゴリ・・・

演奏家の楽屋とは思えない音が聴こえてくるため、ちょっとした噂になっているのだとか(笑)

 

そう、私たち、公演の合間にも楽器を工具にもちかえて作業しているのです!

 

開催回数を重ねるたび改良の成果が充実するのですが、なにせメンバーの歳も重なっていくわけで・・・・

いつまで体力がもつのだろうと毎年心配になりながらも、当日の子どもたちのキラキラした笑顔に会えると「本当にやってよかった!」と心からの声が漏れて、疲れもどこかへ飛んでいってしまいます。

 

ステージに上がった子どもたち、いっちょまえに小さな音楽家の顔をするんですよ♪

子どもたちの力って本当にすごいと、毎回感じています。

 

 

ここだけの話ですが?、公演番号【72】のコンサートに出演するハマのJACKのメンバーも、この「おんがく工作室」の会場に遊びに来てくれます!ステージで共演する演奏家たちです。

いつもは客席からみる演奏家たちと直接ふれあえるのも、私たちハマのJACKの企画ならでは!

 

ぜひ、私たちに会いに来てください!会場でお待ちしています!



ハマのJACK