こぴっと!(仙台フィル・伊東広大)2014/08/29 09:04

みなさん、こんにちは。仙台フィルハーモニー管弦楽団事務局の伊東です。

 

私は4月から仙台フィルに入りました。生まれも育ちも関東で、初めて東北に来たので、慣れるまで大変なことがいくつもありました。

中でも、一番困ったことは「方言」です。仙台は「~だっちゃ」が代表的なのでしょうか?

 

仕事をしていても「めんこい」や「いずい」といった単語もわからず・・話についていけないことがしばしばありました。

東北ならではの濁点の多さに慣れるまでに非常に時間がかかりました・・(いまも完璧ではないので、たまに聞き返してしまいますが)。それでも、なんとなく最近はわかるようになってきましたが、それでも・・英語の授業のリスニングの時のような真剣さで聞き取るときもありますね。

 

ちなみに一番最初に覚えた言葉は、「わーげわがんね」(=訳わかんない!)でした。笑

でも、最初は「わーげわがんね」の意味が分からず、意味がわかりませんでしたが、「わげわがんね」が意味わからないという意味だということを認識したときに、頭の中が大混乱でした。(ああややこしい)

 

私の出身は、「花子とアン」で有名な山梨県ですが、甲州弁を仙台で喋っても通じません(当たり前ですね)。

 

                        ↑先日帰省した時に、甲府駅の改札前にはこんな看板が!

 

ドラマの影響が大きいようで、仙台フィルの楽団員のみなさんからよく「こぴっと仕事してる?」とか「てっ!」というのは、言われます。なんだか、地元のことばを使われると・・うれしい気分になりますね。

「“こぴっと”なんて本当に使うの~!?」と言われますが・・・使います!

(コピーするってこと?と言われたことがあります)

 

本来、“こぴっと”は、「しっかり」とか「きちんと」といったニュアンスなので、学校の全校集会のときは、司会の先生が「気を付け、はい“こぴっと!”、礼っ」ってのが当たり前でしたね。

ドラマの中で使われていない甲州弁も山ほどあるので、興味のある方は調べてみてください。(わにわにする、とか、ちょびちょびする、とか「だっちもねーこんいっちょし!」なーんてのもあります。甲州弁ラップというラップも存在するらしいです。。。)

 

深夜帯に放送された某番組では「日本一ブサイクな方言」とも言われましたが・・それでもやはり方言というのは、誇りを持ってよいものだと思います。


仙台フィルハーモニー管弦楽団 事務局  伊東広大